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未読書評

[未読書評]『億男』 川村元気:著

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midoku_okuotoko

この記事は該当書籍を読んだことのない私が、あらすじや推薦コメントから内容を推測し書いています。そのため実際の作品とは内容が大きく異なる可能性があります。ご注意ください。

前からちょっと気になっている本。それが『億男』。

他の方のレビューや感想が気になるけど、本を読む前に読むとネタバレすることがある。私が書評記事をほとんど読まない理由はこの一点だ。

安心して欲しい。幸いにも私はまだこの本について何の情報も仕入れていない。

これからこの本を読もうと思っている方はネタバレを一切気にせずにこの記事を読んでもらって構わない。

photo by David Moss

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『億男』 川村元気:著

あらすじ

一男(多分、主人公。以下「一男」)が宝くじで3億円を当てた。15年振りに親友・九十九(一男の友達。以下「友」)に会いに行くんが、その直後に友は失踪する。一男の30日間のお金の冒険が始まる。

ストーリー詳細(未読)

やっべ、勢いで始めたけど、全然ストーリーわかんねっす。

多分キーポイントは友の失踪

そもそも友は金を持ち逃げしたんだろうか?持ち逃げするとしたら一男は3億って現金を持ち歩いてて、友に預けたってことになるけど、それってちょっと現実的じゃない。

じゃぁ友はお金を持たずに失踪した。え?15年振りに会った友達がいなくなったからって探しに行く?でも親友って書いてるからなぁ。探しに行っちゃうか。あれ?でもそれってお金の冒険じゃなくね?

スタートからつまづきました。ちゃんと整理しよう。

(妄想開始)

友はお金持ちだ。友にとっては3億なんて端金である。

「お前、3億持ち歩くとかバカなんじゃね?www うちに置いとけよ。セキュリティ完備だし」

一男は親友である友の言葉をバカ正直に信じ、預けることにした。しかし、友は預けた3億とともに失踪してしまう。

「あんなに信頼してた友が裏切るなんて!俺の3億!!(激怒)」

こうして一男のお金の冒険が始まった。

友は本当は裏切ってなんかいなかった。突然、億というお金を手に入れた一男がお金の魔力によって変わってしまうのを防ぎたかった。そこで一男のためにいくつかの試練を用意した。

一男はヒントを元に友を探すが、随所に仕掛けられた試練によって徐々に自分の醜さに気付いていく。いつしか旅の目的はお金を取り返すことから親友にもう一度会いたいという強い気持ちに変わっていた。

……

ついに一男は友の元に。無言で抱きあう二人。愛し合う二人に言葉なんていらない。

あれ?3億どうなった?

未読書評

実に面白かった。

中でも印象に残ったのは、友に裏切られたと思った一男がやけくそになって借金で競馬に行っちゃうシーン(ありません)とか、一男の3億を友がFXで一晩で溶かすシーン(ありません)とか。

お金の魔力という言葉がある。お金に惑わされている2人の姿。それはまさに現代人が抱える闇と同じではないだろうか。

私は以前、就職活動中の面接で志望動機を聞かれた際にこう答えたことがある。

「(他の会社よりも)給料が多いからです。」

実際のところ、それでも採用されたのだが、この回答は正解ではない。

お金を目標にすることは全く健全なことである。例えば、年収を1.5倍にしたい!という目標を持って仕事に臨むことで、仕事へのモチベーションが上がり効率化を考えるなど好循環を生むことになる。

しかし、お金が目的となると方向が変わってしまう。この本はそういったお金の恐ろしさ、お金との真面目な向き合い方を気付かせてくれた。

「お金が一番大事!」「お金より大事なものがある!」どちらの意見をお持ちの方もぜひ一度読んでいただきたい。

(※私はまだ読んでいません)

-未読書評

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